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松阪郷津店
2024/09/30 19:07

有酸素運動と無酸素運動

今まで有酸素運動について色々とお話ししてきましたが、無酸素運動についてもお話しようと思います。

 

有酸素運動という言葉を耳にすることはあるかと思いますが、無酸素運動ってご存知でしょうか?

よく間違えるのが、無酸素運動は呼吸をしない運動のこと??ではありません。

エネルギーの話になります。少し難しいので、最後のまとめを見るだけでもOKです。

 

まず、人間が活動をするためにはエネルギーが必要となりますが、そのエネルギー代謝機構がいくつかあります。ATP-CP系、解糖系、有酸素系です。3つあると覚えてください。

 

ATP-CP系と解糖系と有酸素系。この中で有酸素系のみが、エネルギーが作られる流れで酸素を必要としています。その有酸素系の代謝をメインとしているのが有酸素運動であり、無酸素運動とは代謝が主にATP-CP系、解糖系の運動を言います。これが有酸素運動、無酸素運動の違いです。

 

では、エネルギーついて掘り下げてお話します。無酸素運動に分類されるエネルギー代謝のうち、ATP-CP系は最も大きな力を発揮しますが、最大の持続時間は7〜8秒程と言われています。例えば短距離走やリフティング種目はこのエネルギー代謝の貢献度が高いです。

解糖系はそれよりも出せる力は大きくないですが、持続させられる時間は長いという違いがあり、1分程続けられると言われています。また、解糖系では蓄えられた糖をエネルギー源としています。

それ以上長く動き続けるには、有酸素系代謝機構で作られるエネルギーを利用します。このエネルギーは蓄えられた糖と脂質を分解して生成され、その際に酸素を必要とします。この代謝機構で生成されたエネルギーは低負荷長時間の運動で利用されます。

 

まとめると、

 

無酸素運動

・酸素を必要とせず作られるエネルギーを主に利用する運動

・糖を分解してエネルギー源とし、生成したエネルギーは大きな力を発揮できるが、長い時間は持たない。

 

有酸素運動

・酸素を必要として作られるエネルギーを主に利用する運動。

・糖と脂質を分解してエネルギー源とし、生成したエネルギーは大きな力を発揮できないが、長い時間持つ。

 

難しい話になってしまいましたが、いかがでしょうか?

これを知っていると、大きな力を発揮する無酸素運動では、筋力アップ等が期待できますが、逆にそればかりしていては、脂肪を減らすことは難しい。ということがわかるかと思います。知っていなくても運動は可能ですが、意味や仕組みを知ることで、より必要性を理解できるのではないでしょうか?

頑張りましょう!

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